ロシアの夏というのは実は暑いというのを知らなかった。ほとんどの人がそうであろう。
自身の昔のことを思い出すと、猛暑の中でサッカーをすると一試合で大体3キロ痩せるのだが、そのほとんどは水分で数時間のうちに水分や食事の摂取で2キロは戻る。しかしあとの1キロはどうしても戻らない。連戦となれば見る見る痩せていく。
夏の地区予選は勝ち続ければ3日連続で行われ、3日目といえば皆目の下真っ黒、誰も口を利かず目だけがギラギラして、囚われた捕虜のような佇まいだった。
3戦連続で延長を戦ったクロアチアは1試合分余計にやったようなもので、しかもフランスより1日少ない中3日で決勝にのぞまなけらばならない。圧倒的にフランスのほうがコンディションが良い。こうなると大量失点もありえるが、クロアチアは少なくとも前半は我慢のサッカーとなるだろう。
ただマンジュキッチがらしさを出してきていて相当警戒されるだろうが、ほんとに一瞬のすきを突くので面白い。
中盤の対決もボグバががんがん上がってくると怖いが、意外とフランスは前半は自重するのではと思う。がんがん上がるのはエムバペだろうが、若さゆえのコントロールできない精神性があるのでここで一波乱もあるかもしれない。
敵のパスがなぜか足に吸い付いてしまうように見えるカンテのすばらしい守備も見ものだ。モドリッチがどう対応するかだが、ドリブルが結構効果的ではないか。
今大会、右サイドバックに優秀な選手が多く、日本の酒井宏樹も実に良かった。対してブラジルは右サイドバックが穴だった。
決勝もクロアチアのヴルサリコ、フランスのパヴァールの両右サイドバックの上がりも見逃せない、というか試合を決めるポイントはここかもしれない。


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